IT資産管理ソフト「SecureSeedCloud」活用事例
導入の背景(課題)
ソフトウェアのライセンス超過をソフトメーカから指摘されて損害賠償を請求されることもある、という情報を聞き、自社の状況に不安を持たれたシステム管理者が社内数台のPCを調べてみたところ
- 各部署個別でPCを導入しているため正確な台数が把握できない
- 入っていると思ったPCにソフトウェアが入っておらず、逆に、入っていないと思っていたPCにソフトウェアが入っていた
- 個人のライセンスを会社のパソコンにインストールして利用している例があった
など、管理側の認識と実際の現場とにかなりずれがあることがわかりました。
また、会社が購入していないソフトウェアもみつかりました。
今後は、社員のPCに入っているソフトウェアを管理していく必要を感じられましたが、この企業は複数拠点を持っているため、1台1台PCを見ていくことと、今後もそれを維持していくことが非常に難しいと感じられていました。
「SecureSeedCloud」が選ばれたわけ
この企業のご要望をまとめると以下のとおりでした。
- PCの利用状況の実態を把握したい
- ソフトウェアのライセンス数が超過していないかを把握したい
- PCにインストールされているソフトウェアを把握したい
- 管理用のサーバ等の設備投資はしたくない
- 総務担当がシステム管理者を兼任しているため、サーバの運用等、複雑な業務は増やしたくない
- 拠点が複数あるが、ネットワーク構成を変える(VPN構築)など面倒なことはしたくない
「SecureSeedCloud」をシステム管理者の方にご説明し、
- PC等の資産管理が簡単にできる
- ライセンス数の超過やインストールされたソフトウェアが一目でわかる
- クラウド型の為、設備投資が不要
- クラウド型のため、社内にサーバを構える必要がなく、導入・運用が簡単
- 拠点が分かれていても、インターネットに繋がってさえいれば情報収集ができる
以上のようなことをメリットとして受け取っていただき、ご導入していただきました。
導入の効果
全社でのパソコンの利用状況が把握でき、個人の持込みパソコンなどを排除できました。
ライセンスは管理側で足りなくなったと認識する都度追加購入していましたが、実際にはソフトウェアをインストールしていない社員も多く、ライセンス数が余っていることがわかりました。
ライセンスを新しく買い足さなくて済むことがわかり、コスト削減につながりました。
当初は予想していなかった効果としては、パソコンの稼働状況が確認できる為、利用頻度の低いパソコンを有効利用することができました。
今後の活用
資産管理は一通り終わったので、今後はマイナンバー対策等、セキュリティを意識した対策を取ろうと考えているそうです。
特に、「USBメモリ」に入れたファイルがわかるという「SecureSeedCloud」のログサービスを活かし、持ち出したファイルについても管理していこうと考られています。
「SecureSeedCloud」
導入に必要なものは、インターネット回線だけで、PC1台400円/月からご利用いただける簡単に始められるクラウドサービスです。
「SecureSeedCloud」は、1つの基本サービスと2つのオプションサービスに分かれます。
基本サービス(資産管理)
PCのソフトウェアやリソース、ライセンス情報の収集および台帳作成
制御サービス(オプション)
USBメモリや危険なアプリケーションの起動・利用制限
ログサービス(オプション)
起動やファイル操作ログ、印刷ログ等の取得